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文系スポーツファンが考察する「チームブランディング」と「チームオフィシャルグッズ」の可能性

著作者:Freepik

サッカーのJ.リーグが開幕して30年。

Jリーグの開幕当時、小学生だった私は、Jリーグチップスのサッカー選手のカードを集めることに精をだし、大学時代には友人がプレイするサッカーゲームを観戦・応援するという感じの「文系スポーツファン」の道を邁進していました💦

J.リーグの開幕以降、バレーボールのV.リーグ、バスケットボールのB.リーグ、ラグビーのリーグワン、卓球のT.リーグなどさまざまなスポーツのプロリーグが誕生、ワールドカップも開催されるなど。この30年でさまざまなスポーツとの出会いや感動に触れる機会が増えました。

プロ野球チームがなかった都市や地域にも、様々なプロスポーツチームが誕生し、プロスポーツを観戦する機会が一気に増えた現代。

未来ある子供たちにとって、様々なプロスポーツがより身近になり、将来の夢や選択肢が増えていくことはとても素敵な事ですね✨

日本でも徐々にスポーツビジネスも拡大しはじめて、チームのホームタウンである地域が活性化するチャンスは増加。スクールやスポーツクラブといった関連の方々にとっても底上げが期待されます。

しかし、多くのプロチームやスポーツクラブが運営していく上で、チームの試合結果や選手の育成が求めまれる中、認知度の向上、チームのファン・サポーターの拡大も大きなミッションでなないでしょうか。

競技やチームの認知度の向上。

掲げた目標到達の為の一体感。

情熱と感動の共有。

参加したいと思わせる仕組みづくり。

スポーツにとってファン・サポーターの拡大は、支えてくれるスポンサーと地域、それを取り巻く従事者の活性化に向けての重要な起爆剤でありことは間違いありません。

チームブランディングとグッズの関係

近年、「チームブランディング」というワードが企業だけでなく、スポーツ団体などでも採用されるようになりました。

チームブランディングとは、その組織・団体の目的や意義を言語化、可視化することです。

Team sketch vector

チームブランディングを行う中で、新たな潜在顧客層に向けて目的や意義を共有していただき、熱狂的なサポーターへとなっていただく。そのキカッケのカギとなるのは「チームのオフィシャルグッズ」ではないでしょうか?

もちろん、これまでのスポーツの歴史を塗り替えるほどの、今をときめく時代の寵児のような選手が登場すると、大きな注目と関心が生まれ、注目・関心度が高まる事でファンの新規獲得が見込めます。 しかし、これは選手個人またはチーム単体レベルという局地的な波及で留まりやすいものです。

また、文系スポーツファンの視点で、これまで様々なスポーツチームのオフィシャルグッズを見てきましたが、全般的に「スポーツ視点」が強いグッズが散見されます。

サポーターグッズはそもそもは「試合を観戦するためのグッズ」ではあると思いますが、サポーターユニフォームや小物などの選択肢は少なく、キャラクターメインで他チームと色目が違う程度商品でチームの特徴が見えづらい…。ほとんどが試合を観戦するための「晴れ着」的要素が強いものばかり…💦 という印象があります。

これは「チームブランディングの普及」という観点からみると、既に意義や目的を共有できているファンやサポーター向けの「内的な活性化を主軸とした」企画のように感じます。

まだそのスポーツの面白さや熱量を未だ感じていない潜在顧客(ファン)から見ると、日常のライフスタイルとは乖離したグッズが多く、非日常的な「別世界のグッズ」と見えてしまう…

スポーツ未経験者や関心のなかった方が、これからその競技やチームを「知ろう」と思った時に、「スポーツ視点」が強いグッズはハードルが高いのではないのでしょうか。

キッカケはゲームの「外」にある。

「このスポーツをたくさんの人に知ってほしい!観てほしい!」

「チームのことを知ってほしい!」

「感動をもっと近くで届けたい!」

「みんなで一緒に盛り上がりたい!」

これはスポーツに限らず、多くの業界や団体が思っている事だと思います。

じゃあ、最初のキッカケは「どこで」見つけてもらうのがベストなのでしょう。

それは「スタジアムの外」人々の日常の中だと思います。

もちろん、現在ではSNSの活用も普及し、選手の情報や試合の情報などの発信も広がっています。 しかし、これもまた「すでに会場の中を体感し、感情が動いたサポーター」のコミュニティとなっている可能性はないでしょうか。

日常的に使いやすい、生活の中に溶け込む製品であればどうでしょう?

デザイン・機能共にスポーツ特化した要素が低く、ファッションにも取り入れやすい製品の方が、潜在ファンはキッカケを見つけやすいと思います。

音楽エンンターテイメント×ファッションとスポーツの関係性

音楽アーティストや音楽フェスなどのグッズは、ファッション性が高いものが多いです。

それは、『音楽』と『ファッション』の距離が近くカルチャーとして定着しているから。

音楽イベントのスタイルや楽しみ方はとても自由。その中でもコアなアーティストファンは、推しのアーティストのステージの衣装と同じ『非日常』なスタイルを楽しんでいます。

昨今のスポーツ、オリンピックでも話題になったスケートボードやスノーボードなどの『エクストリームスポーツ(X-SPORTS)』は、「 音楽 × スポーツ × ファション×アート 」などが融合したエンターテイメントとして若い世代に浸透しているストリートカルチャーとなっています。

また、球技スポーツの中では、バスケットボールのBリーグは、アメリカのNBAと同じくX-SPORTSと似たカルチャー要素を持っています。NYで生まれた「ストリートバスケット」はバスケットボールの派生で身近な街角で楽しめることや、NIKEやadidas、converseが手掛けたバスケットシューズが、ファッションとしてのデザイン性も高く、ストリートファッションに取り入れやすかったからとみています。

もちろん、競技によっては十分な敷地が必要であったり、環境や道具が揃っていないと出来ない競技もありますが。

しかし、スタジアムやアリーナ以外の場所で根付く事が、その競技のカルチャー性を強め若く広い層に浸透してきたのは間違いありません。

バスケットボール以外のスポーツでも、音楽エンターテイメントとの親和はどんどん進んできていますが、ファッションとのは、まだまだ無限の可能性があるのではないでしょうか。

スポーツチームの持つブランドパワーのアウトプットを、ファッションとしてもっと身近な存在へ…

すべてのクラブチームやスポーツクラブには素晴らしいブランド力があります。それは、

「チームの目的や意義をイメージ化し落とし込んだ、チームカラーとエンブレム・マスコット」です。

たくさんの想いが詰め込まれたチームのカラーをどうアウトプットするか?がポイントになると思います。

  • 世代は?
  • どんな趣味を持っている人に知ってもらいたい?
  • どんなシーンで使いたいと思ってもらえるか?
  • 着用したり使用することでチームのカラーを印象付けれるか?
  • お揃いで使いたくなるか?
  • 試合の時も持っていきたくなるデザインか?

知ってほしいユーザー層の具体的なイメージ(ペルソナ)を組み立てていく事で、オフィシャルグッズを通じて、潜在顧客層をスタジアムやアリーナへ足を運んでもらったり、愛着を持っていただけるナビゲーションが可能になると思います。

『クラブやサークルで、オリジナルのグッズを作りたいな…』と思っている皆様。

まずは、「自分の身の回りのご家族や友人がどんな服を着て、どんなものを持ち歩いているか  という身近な世界からイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。

VEILEDのメッセンジャーバッグ “FACELESS”は、自転車乗りが楽しむメッセンジャーバッグを、自転車に乗らない方でもファッションとして楽しめる、個性を楽しめるコンセプトで企画、設計しています。

シーンに合わせてバッグのフラップのデザインや色、ショルダーストラップなど、ユーザーのライフスタイル合わせて簡単にパーツ交換ができるバッグです。

オリジナルのグラフィックデザインのフラップは、小ロットからオーダーが可能です。

(サイズや企画・価格のパターンも数種類ございます。)

ユーザーらしさとチームらしさ、どちらも思いっきりたのしみたいですよね?

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